バドミントンのショット10種類!全ショットの球筋を徹底解説!
バドミントンのショットって何種類あるかご存知ですか?有名なのはスマッシュですね。その他にも攻撃的なショットや緩急をつけるショット、守りのためのショットなど複数の球筋を打つことができます。試合とは、そのひとつひとつのショットの積み重ねで組み立っているわけですから、ぜひともすべてのショットを打ちこなせるようになりたいものです。
すべての始まりはサーブ。厳格なルールに注意しよう
最初に紹介するのはサーブ。ラリーの始まりは全てサーブから始まります。
そのためサーブには厳格なルールがいくつか定められていて、実際に国際大会でもサーブのルール違反で反則を取られる選手は意外といるのです。
ルール違反を取られるとそのまま相手の得点になってしまいますから、1点2点を争う試合では大きな影響を及ぼします。そうならないためにもサーブのルールについてはよく理解しておきましょう。
正しいバドミントンのサーブの打ち方とは
ここでは簡単に紹介しておきます。
サーブには厳格なルールがあるということを理解していただければと思います。
- サーバーとレシーバーが構えた後、不当にサーブを遅らせてはいけない
- サーバーは境界線(ライン)に触れても、跨いでもいけない
- サーバーの両足はサーブ開始から打つまで一部分以上がコートに接していないといけない
- サーブはシャトルのコルク部分を最初に打たなければいけない
- サーバーがサーブを打つ際、シャトル全体はサーバーの腰より下に位置していないといけない
- サーバーのラケットはサーブを打つ時に下向きになっていないといけない
- サーブを開始してから打たれるまで前方への動きをとめてはいけない
などなど・・・。厳格にはもっと定められていますが、この辺で。サーブとはその名の通り「供給」などという意味がありますから、基本的に攻撃的なショットはできません。「あなたからどうぞ」的な意味合いが含まれているとか。
ショットの基本、クリア。ゲームを組み立てるベースのショット!
続いて紹介するのはクリアです。コートの奥にシャトルを運ぶ打球です。使う頻度も高く、使い勝手も良い基本のショットになります。
クリアには弾道によって大きく2種類の呼び名があります。
ハイクリア
一つ目はハイクリア。高い弾道で相手のコート奥を狙います。弾道が高いということは、滞空時間が長い、ということです。そのため、自分の体勢を整えたり、リズムを変えたりする時にも活用できます。
またコートの奥に高い弾道で打たれると、相手もそこまで足を運ぶ必要が出てきますので、そういった意味では攻めのショットにもなり得るのです。
ドリブンクリア
もうひとつは
はい、つまり滞空時間が短い、スピードのあるクリアです。相手はその分早く反応する必要がありますから、攻めているときに活躍します。しかし、コースが甘い、ジャンプした相手に取られ、反対に攻められてしまう危険性もあるので、しっかりとコースを狙いましょう。
なんといっても花形ショットのスマッシュ!
バドミントンプレイヤーが一番カッコよく見える瞬間。それはスマッシュをズバッと決めた時ではないでしょうか。そうです、スマッシュはバドミントンプレイヤーを輝かせてくれるしょっとなのです。
高い打点から打ち下ろすように相手の足元に鋭く落ちる軌道が一般的です。
もっと慣れてきた人は、軌道を意識して変えてもいいでしょう。叩きつけるだけではもったいないです。相手も段々軌道を読んできますから、少し高めに打ってみたり、スピードを変えてみたりと、試合中に意識して変化をつけると決定率も上がります。
コートに平行して相手コートに突き進む!ドライブ
コートに平行してネットすれすれの軌道が理想的なドライブ。スピードが命です。
ダブルスで使われることが多く、攻撃の起点になるショットと言えます。
前に出ながら押せ押せで打っていきましょう。相手の利き手肩口を狙うと効果は倍増です。
肩口って取りにくいですから・・・。
緩急をつけろ! フェイントとしても有効なドロップ
相手のコートのネット際にふわりと落ちていくような軌道のショットです。流れを一気に変える強さもあります。特にスマッシュを打つ、という素振りからポトンとドロップを打てば、フェイントになります。うまくいけば、相手は反応できないでしょう。
しかし、多用は控えましょう。相手に読まれてしまうとそのまま決められてしまう危険性が高いのもこのショットの特徴。使い所はしっかりと見極めましょう。
難易度高し! 鍛えれば必殺ワザにも!カット
ドロップと同じように相手のネット際に落とすショットです。ドロップよりも攻撃的なイメージのあるカットはシャトルのコルク部分をこするように、ラケットの面を斜めにして振りぬきます。
スマッシュくらい振り抜いても、ネット際に、しかも鋭く落ちてくるわけですから、非常に強力な武器になります。
難易度の高いショットではありますが、諦めずに練習して習得しましょう。
シングルスで勝ちたいなら、ヘアピンを磨け
ネット前の打球を、ネット前に打ち返すショットです。
精度が命です。一歩間違えれば、相手へのチャンスボールに転じます。
コツとしては、シャトルの軌道上で一番高くなる位置を自分のコート側に持ってくることを意識することです。
相手コートには、落ちながら入っていく。これが上手なヘアピンのコツです!
高く遠くへ!早く鋭く!ロビング
ネット前に打たれた球を、コート奥へ返す打球です。
自分の態勢がよくなければ、できるだけ高く、遠くへ打ちましょう。そうやって時間を稼いでいる間に態勢を立て直すのです。
反対に自分の態勢が十分に整っているのであれば、攻めのロビングで一気に畳み掛けましょう。
フェイントを駆使できるようになると、もっと幅は広がってきますよ、
ネット前は華麗にプッシュで決めよう!
プッシュは、ネット際のシャトルを鋭く叩く決め球のひとつです。
少しでも浮いた球は、遠慮せずに叩きましょう。
鋭くコンパクトに打つことを意識するといいでしょう。大ぶりでラケットをネットに当たってしまうとフォルト(反則)を取られてしまいますからね。
以上、バドミントンのショットについてご紹介しました。打ち方によってもう少し細分化できますが、上記を覚えておけば問題ありません。
練習中などたまにショットの名前が出てくると思いますので、覚えておいて損はありませんね。