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バドミントンのガット(ストリングス)を張るときに知っておくべきこと

バドミントンのガット(ストリングス)は消耗品です。時間が経つにつれ劣化しいつか切れてしまうもの。切れてしまったら、もう一度ガット(ストリングス)を張り直す必要があります。またラケットの中には、購入時にガット(ストリングス)が張られていない場合もあります。その場合も同様にガット(ストリングス)を張る必要がありますね。そんな時に知っておきたいバドミントンのガット(ストリングス)の張り方についてご紹介します。

バドミントンのガット(ストリングス)を張る時は「張力」が重要

バドミントンのガット(ストリングス)を張るときに、一番考えなければいけないのが「張力」です。つまり張る力の強さですね。バドミントンでは、これを「テンション」という単位で表します。

この張力は大抵16〜30くらいの間で表されます。低い数値のほど張力は弱く「ゆるゆる」、高い数値ほど張力は強く「カチカチ」なのです。

張力の強い・弱いによって打球は大きく変わります。そのため、プレイにも大きく影響がでます。
ここで選択を誤ると自分のプレイができなくなってしまうので慎重に選ぶ必要があります。

ガット(ストリングス)はどこで張るのか?

ガット(ストリングス)は専用の機械で張ります。
そのため多くの人が、自分で張るよりお店にお願いすることが多いでしょう。バドミントンショップやスポーツショップに行ってお願いするだけでガット(ストリングス)を張ってくれます。もちろん有料ですが。

さて、ガット(ストリングス)を張りにお店に行ったとき、お店の人からは「いくつで張りますか?」と聞かれると思います。ここであなたの希望のテンションを伝えれば、お店の人はそれに合わせて張ってくれます。

ガット(ストリングス)は適正テンションで張る

「でも希望って言ったて、どれくらいが良いのか分からないよ・・・」という人も当然いますよね。

そんな時に目安になるのが、「適正テンション」です。バドミントンのラケットにはそれぞれ「適正テンション」が定められています。これらはメーカーが設定しているもので、各ラケットにあります。

いくつかの幅を持たせて設定されていることがほとんどですので、その中から「ゆるめ」が良いのか、「かため」が良いのか、自分の好みに合わせて選ぶといいでしょう。

お店によっては、適正テンション外のテンションでも対応してくれるところもあります。しかし、それはあまりオススメはできません。なぜなら適正テンションとラケットの耐久度は密接に関係しています。あまりにも強いテンションで張ると、ラケットがそのテンションに耐え切れず折れてしまう可能性があるのです。

その場合でも、適正テンション外で張るとメーカーの保証外になりますので、自己責任で張るようにしましょう。

自分に適したガット(ストリングス)とは?

ガット(ストリングス)のテンションによる差は、打ち心地にも影響してきます。
どういった特徴があるのか、次に紹介します。

    ▼高いテンション

  • シャトルを弾くスピードが速く、打球が速い
  • スウィートスポットが狭いが、強い打球が打てる
  • ガット(ストリングス)が切れやすい
  • ラケットや肘への負担が大きい
    ▼低いテンション

  • ガット(ストリングス)の反発力を利用して打てる
  • シャトルがガット(ストリングス)に触れる時間が長いのでスピンがかかりやすい
  • 反発力は弱く、パワーが伝わりにくい

どちらも一長一短がありますが、まだ初心者の方は、最初はゆるいテンションの方がいいでしょう。やはり高いテンションは身体への影響も大きいですし、使いこなすにも技術が必要です。

しっかりと自分のバドミントンが出来上がってから、徐々にテンションを上げていき、自分にいいテンションを見つけましょう。

ガット(ストリングス)はいつ張り替えるのがベストか?

バドミントンのガット(ストリングス)は張り終えた瞬間に劣化が始まっています。具体的には張り上げ直後から伸び始めているのです。
なんと張り終えた2時間後には10〜15%ほどテンションが落ちているとも言われているのです。

当たり前ですが、使い続けることによってガット(ストリングス)は緩くなっていきますから、高いテンションでも3ヶ月経てば、低いテンションになっていることもあり得るのです。

さらにバドミントンのガット(ストリングス)は素材上、気温・湿度の影響を受けやすいのです。そのため、バドミントンのラケットはある程度一定の気温・湿度の中で使用することがベターです。

もし可能なのであれば、1シーズンに一度ガット(ストリングス)を張り替えると、常に良い状態で使えるでしょう。

切れてからでいいや、ではベストなバドミントンライフは遠いのではないでしょうか〜?