バドミントングリップテープの選び方・役割・替え時

バドミントンのグリップテープとは、ラケットの持ち手に巻くテープのことです。この役割は、触り心地を良くしたり、滑り止めになったりと意外に多いのです。本記事では、そんなグリップテープの選び方を役割とともに紹介します。また意外に知らないグリップテープの替え時についてもっ!ボロボロになってからではもう遅いっ!?
インナーグリップとオーバーグリップテープとアンダーラップ
まずバドミントンのグリップテープに関する3つの用語をご紹介しておきます。ここでご紹介するのは「インナーグリップ」「オーバーグリップテープ」「アンダーグリップ」です。
インナーグリップ
ラケット購入時に巻かれているグリップテープのことです。
通常はこのインナーグリップの上にオーバーグリップテープを巻くことになります。
オーバーグリップテープ
これがいわゆる「グリップ」として認識していても問題ありません。店頭に300円程度のものから販売されています。種類と特性については後述します。
アンダーグリップ
インナーグリップとオーバーグリップテープの間に巻くアンダーグリップというものもあります。クッション性の増強、太さの調整などが目的となります。また汚れを防ぐ目的もあります。
アンダーグリップを巻いていると、ちょっと玄人感が増します。
インナーグリップを剥がす人も
中には、購入時に巻かれているインナーグリップを剥がし、より細いグリップにして使う人もいます。またインナーグリップを剥がし、アンダーグリップを巻いてオーバーグリップテープを巻く人もいます。細くクッション性を持たせるためです。この辺りは自身の好みに合わせて調整するのが良いでしょう。
バドミントンのグリップテープの役割とは?
バドミントンラケットのグリップテープを巻く理由は「握り心地を向上させること」と「滑り留め」としての役割があります。インナーグリップはレザーっぽい素材のため、プレイ中に汗をかくと、滑ってしまいます。
滑るとスウィングの途中ですっぽ抜けてしまうので大変危険ですよね。そのためにグリップテープは必要なのです。
グリップテープの種類
いわゆるグリップテープのオーバーグリップテープにはいくつかの種類があります。
そしてそれぞれに特性があり、好みによって選ぶことができます。各メーカーがいくつも販売していて、カラーバリエーションも豊富です。
そんなオーバーグリップテープには、大きくは「ウェット」「ドライ」「タオル」3種類に分けることができます。
ウェット
一番ベーシックなタイプでしょう。特徴としてはフィット感があげられます。手に吸い付くような感覚でよく馴染みます。手が乾燥しがちな人やグリップをしっかりと握りたい人にお勧めのグリップです。
ドライ
ドライグリップテープの特徴はサラサラ感です。吸水性が良いので、手汗が気になる人にお勧めです。夏場は、汗っかきの人もそうでない人も汗が大量にでるので、ドライタイプが人気です。
タオル
タオルグリップテープは、その名の通りタオル地のグリップテープです。タオルを巻いているラケットをイメージしていただければ、その通りです。言わずもがな吸水性は抜群です。そのため手汗が気になる人や夏場なんかは重宝します。しかし、使用可能な期間は短いのがデメリットです。汚れやすく、擦り切れてしまいやすいので、早めの交換が必要です。
もっと個性的なグリップテープたち
上記紹介したものの中には、もっと工夫されたものがあります。例えば、表面積を広くし吸水性を向上させた穴あきグリップ。またテープの真ん中にスポンジをいれ握りやすさを向上させたデコボコグリップなど。さらには人気のキャラクター柄のグリップなど実に多彩に展開されています。お好きな機能、柄、色から選んでください。
グリップテープの替え時
最後にグリップテープの替え時についてご紹介しておきます。
次の3つの目安で交換するようにしましょう。
- グリップがズレてきたり、浮いてきたりしている
- グリップの汚れ、変色が目立つ
- グリップが擦り切れ、カサカサになっている
どれかひとつでも当てはまれば、替え時です。本当に滑って危ないので、「おや?」と思ったら早めに替えるようにしましょう。